やっとこさミラノに着いたは良いが、ホテルは深夜に成るとキャンセルとみなされてしまうことが多い。
その事にヒヤヒヤしながら、おんぼろベンツのタクシーに乗り込む。
車中では、何故ローマへ行かない?ミラノよりローマだ!と散々擦り込まれた挙げた句にイタリア語教室までされる始末。
こっちはホテルの事でヒヤヒヤしているのによ!
カーナビでホテルのあるストリート迄着いた時、もうあそこに見えるよ、此処は一通だから回らなくちゃ成らないけど歩いていくか?
と言うことで降りて行こうとするとき、ホテルには連絡しておいたからと言う。
早くいっとくれよダンナ~!
ホテルに入り、チェックインをする。
老いぼれた犬が二匹ソファーで寝そべっている。 おまけにホテルもボロいし暗い。
よくよく見ると至る所にアラビア語。
…??
あ~此処はアラビア人御用達の宿でしたか。
通りでムスクと体臭の匂いがすると思った。
しかし、いくら展示会シーズンだからってこのホテル迄三倍にする事はないだろう。
日本人だからそうしたのか?
アリエル!
取りあえず疲れたので、部屋に行き荷物を置きブーツを脱いでシャワーを浴びた。
矢張り案の定湯が少ししか出ない。
オマケに固定されているから、下からは洗いにくい。
成る程こう言う為に、ビラが有るのね。
しかし、どー見ても清潔ではありません。
シャワーを浴び幾分すっきりした後、地図片手にミラノの夜へと繰り出す。
矢張り伊太利亜と言えば、バール。
エスプレッソとグラッパを求めさまよう。
ミラノは下着屋さんが多いと聞いていたがこんなに多いとは。
でもしかし、あやし~い店も有る。
ふと見上げると、ポルノストリートと書いて有るではありませんか!
何とわたくしのホテルの前は風俗街…。
長~い旅の疲れも手伝って直ぐ眠くなり、独~伊の移動日は終了と致しました。
次の日の朝、今回の目的の一つとしていた早朝ジョギングをする事に。
いやぁーこれは最高に気持ちいいです!!
土地勘の無いところを道を覚えながら走り、ラテンの陽気な挨拶を交わし合う。
花屋のオヤジと、犬の散歩中のおにーさんと、出勤のおねーさまとチャオ!チャオチャオ!と掛け合いながら走る。
10分ぐらいかなと考えていたが、一時間以上走り中央駅を2周しアルプスと朝日を眺めながらのランは何とも言えません!
ホテルへ戻りシャワーを浴び、テレビをつけるとハイジがやっていた。
そのテレビの方向には、本物のアルプスが見える。
贅沢な朝だ。
ハイジはクララに会えた、良かった良かった。
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