パリを愛してやまない私めは、もっと色濃いパリを感じたく写真、文献、映画、音楽、飲食、衣服等貪る毎日…。
その中でちょうど良い塩梅で教わり、そして想像を刺激してくれるのが絵画でありまする。
愛する画人は数多いが、上げてみると共通点が有るように思えます。
エゴン・シーレ、クリムト、ユトリロ、コクトー…1920年代巴里。
地上げから逃れる様にして巴里の芸術家達は下町のモンマルトルへと移り住みます。 その中にはアンチヒーローゴッホやモジリアーニも居りました。
その中で語らなくては成らないのが、佐伯祐三で御座います。
佐伯祐三(1898~1928)巴里を描いた日本人画家。佐伯が初めて彼の地を踏んだのは1924年。丁度「野獣派フォーヴィスム」と呼ばれた芸術運動が盛り上がっていた時期で御座いました。
佐伯は自分の裸婦像を「野獣派」を代表する画人ヴラマンクに見せる機会を得るが、アカデミックだ!と一喝されてしまう。
以降、モンマルトルの街を描いたユトリロや佐伯が以前からリスペクトしていたゴッホ、セザンヌ等に触れ自らの巴里を描いていくのであります。
その時代炎の揺らめきの奥には、静かな1920年代巴里の日常が佐伯の目線によって聞こえてくるのです。
私めはそんな巴里の絵を見ながら、紫煙をくゆらせてあの坂道のカフェに飛んでいる一時がとても幸せであります。
あと少しで、リアルトリップ致します。
言い替えるとエスケープかも?知れません。
巴里、亜母~屡♪
タイトル敬愛する松田優作から当て込み、文体の流れはジェットストリームにて。
失礼しました。
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