2日目の朝9時過ぎ。
、、、あれ?真っ暗??
前夜飲み過ぎて移動の疲れも手伝って、一日過ぎてしまった???
TVをつけると、ボンジュールと言っている。
矢張り朝だ。
日が短いと分かってはいたが、朝もこんなに遅いのか。
全くピンとこないままシャワーを浴び、バゲットと生ハムとチーズを牛乳で食べながら着替え出発☆
今回は歩きまくるのをテーマにして来たので、メトロは乗らずに地図を頼りに歩く。
先ずは、地理を把握しようとアパート周辺を歩き、カフェで一服。
それから、大通りをひたすら真っ直ぐ行く。
パリで一番古いパッサージュに入り、必ず訪れるレストラン、シャルティエに行く。
しかし年末のせいか長蛇の列。
仕方なく、またひたすら真っ直ぐ歩く。
メトロに乗っていては気づかないであろう、店や人、建物に充実感を得る。
何度も来ている巴里、真っ直ぐ歩いてセーヌに抜けると思いきや、建物の間からサクレクール寺院が見えるではないか!!
全く逆を歩いていた。
まっ時間はタップリと有るし、サクレクール寺院へ参拝していこう。
前回修復中だった寺院も、夏にローマ法王が来る為に大急ぎで完成させたようだ。
これと言って変わりは見受けられないのだが、人数が多い。
教会内は、天井が高くキャンドルの匂い、響く説教、ワールドワイドな人種。
体全体で感じる。
私は寺の生まれだけれど、この気持ちは一緒。
敬虔な気持ちにさせてもらえ、胸の奥が清々しい。
サクレクールの周辺を歩いていると、黒猫が前を先導してくれる。
彼?彼女?について行く。
寺院を一周黒猫と歩き、北駅の方へ歩いて行く。
全くパリではなくなる地域。
中東、プエルトリカン、アフリカ、、、と街が変わる。
ガイドブックなんかだと、ここら辺一帯は危険地帯とされているであろうが、僕はこんな所が好き。
元気になれる。
ケバブ、ジュエリーショップ、電機屋、偽ブランドショップ、ポルノショップ等々。
路上では何を言っているのか分からないが、話し合う者、叫んでいる者、ツーリスト。
生きているなぁと感じる。
そんな地帯を過ぎると、北駅に着く。
ここから、ユーロスターに乗ればロンドンへ。
ここからベルギー、ドイツ、スイス、ミラノと行ける。
何度も利用してたホーム。
陸橋の上から駅を眺め、煙草を吸う。
カナルに着き、凍りついた河を下る。
いつも行っていたカフェを見つけるが休み。
カナル周辺をぶらつき、お世話になった0044へ行くが休み。
何だか淋しい気持ちに成ってくる、、、。
前に入ったカフェの問い面のカフェに入り、カフェクレームをすすり暖をとる。
最初良く来た頃はいつも暖かい時期だったなぁと思いだす。
感傷的になるのが嫌で、店を出てまた歩き出す。
マレに行けば、店もやっていて人も居るだろう。
またレピュブリックへ戻り、サンドニを過ぎ、アパートが有る地域まで来る。
結構な時間に成って仕舞っているではないか!!
スーパーへ行かなくては。
又もやワインとチーズを個人店ではなく、スーパーで買ってしまった。
アパートに着くと、ちょっと一杯のつもりが止まらず、本日は終了とした。