全く更新していなかったため、この際書き溜めとばかりに。
そうですね、ワインにちなんだ話で。
Maurice Sine
仏Paris出身フランスの風刺イラストレーター。
アメリカさんを皮肉った「CIA」やESSO、シュエップス、シェル等のデザインを手がける。
そんな彼のイラストを使った、ワインが有ります。
最近ではコンビニでも取り扱ってしまっているぐらい定着?してきたボジョレーです。
ボジョレーってピチピチワインでおいち~とされていますが、このボジョレーはもうボジョレーの域超えてお居ります。
もう色んな所探しても手に入らぬ一品となってしまいましたが、もし見かけたら是非ゲットされたし!!
(まあ、そこさんの保管状況にもよりますが、、、)
損のない買い物だと思われます。
そして、この作り手さんマルセルラピエールおじさん、ビオワインフランス自然派ワインの巨匠で御座います。
彼は、現在「自然派」と呼ばれるワインの礎を築いた人物であり、ボジョレーをはじめフランス各地で、彼の影響を受けた自然派生産者が活躍しています。中でも今やブルゴーニュを代表する醸造家の一人であるフィリップ パカレは、彼の甥にあたる事も広く知られています。しかし、「自然派ワインの巨匠」という以前に、モルゴンの地、ひいてはボジョレーの地に深く根ざした素朴で伝統的な生産者であることも忘れることはできません。3世代にわたってモルゴンでワイン造りに携わり、この土地の個性を表現することに努めてきたラピエール家は、その歴史と経験に裏打ちされた手法でモルゴンの、そしてボジョレーのテロワールを描き出します。
ヌーヴォーに代表される庶民的ワインの代表でもあるボジョレーは、早飲みでフレッシュさが特徴とされ、一般的に品質を語る物ではありませんでした。しかしラピエールのボジョレーは、そのピュアな味わいと、繊細かつ濃密で、しかも熟成する事でより一層の魅力を増す、常識を遥かに越えるものであり、新しいボジョレーの世界を切り開きました。名実ともにボジョレーのワインを代表し、自然派ワインをも代表するマルセル ラピエールのワイン。彼のワインを飲んで、真に美味しいボジョレーの存在を知り、自然派ワインの意義と、本当の素晴らしさを初めて感じます。それだけの魅力と実力を持った生産者である事は、言うまでもありません。
自然派醸造家の系譜を辿ると、ラピエールやパカレの師匠には、故ジュール ショヴェという学者がいます。ショヴェ氏が造っていたボジョレーは、彼らにとっては今も記憶に残る最上のワインであったそうです。しかしその味をただ真似るのではなく、彼ら自身の哲学によって最高のボジョレー、すなわちその土地の個性を表現する素晴らしい味わいに仕上がった時、かつてのショヴェ氏のボジョレーをふと思い起こさせる事があると言います。これが恐らく、彼らにとっての原点となる、本物のボジョレーなのかも知れません。ラピエールは、その村や畑ごとの酵母にこだわります。ワインに本当の個性やテロワールを映し出すには、とても大事なものだからです。その為に畑では出来る限り自然な農業を行い、自然環境やその中にいる微生物を大事にしています。その自然酵母によって健全なブドウを発酵させる事で、人々の心を動かすほどの素晴らしいワインが生まれるのです。
そして、モーリスシネの作品達
うひょひょ~